大好きな言葉が教えてくれる事 #74
こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
私は演劇が大好きで、
学生時代には演劇部で活動していました。
演じるだけではなく、
沢山の舞台を観たり、
台本を読んだりしていました。
その中でとても好きなセリフがあります。
劇団「文学座」の大女優だった
杉村春子さんの代表作のお芝居、
森本薫著作の「女の一生」での
セリフの一節です。
(現在も主演女優は変わって上演されています。)
「誰が選んでくれたのでもない、
自分で選んで歩き出した道ですもの。
間違いだと知ったら、
間違いでないようにしなくちゃ」
私はこのセリフが大好きで、
いつも真似をして言っていました。
その頃の私は
人生が思うようにならないと感じていました。
親の言う通りに生きている自分から外に向かって
飛び出したいと思っても
なかなか現実には難しくて、
芝居の中に仮の自分らしい自分の人生を思い描い
ていたのかもしれません。
このセリフを言っていると、
いつか自分の人生を生きていける様な気がして
勇気をもらっていたんだと思います。
その後
たくさんの経験や学びを通して
改めてこのセリフの凄さに感銘しています。
なぜなら
その選択したことが
間違いだと知ったら
(うまくいかないとわかったら)、
間違いでないように
(うまくいく様に)
すればいいだけ。
だって自分が選んだ事だから。
しかし、
その選択が正しいかどうか、
気になりますよね。
自分で決めたことでも進めていくうちに、
うまくいかないと
これでよかったのかと、
思ってしまいます。
このセリフでは
うまくいかなかったときに、
その選択がよかった、
悪かったとかを判断するのではなく、
自分で選んだその選択がうまくいくように
自信を持ってやり遂げよう!
というメッセージだと思います。
それだけ、
自分の選んだことに
自信と責任を持ちましょう
ってことです。
意味も分からず言っていた言葉に
こんなに深い意味があったことに
時々、思い出し感動しています。(笑)
あんまり上手くいかないと時には
自分が選んでないと言い張り、
逃げたくなっちゃうこともありますが、
自分を信頼してやり続ける事が大切なんだと思うのです。
大好きな言葉から私は
大切な事を教わりました。
自分の選んだ事を信頼すること。
そして粘り強くやり続ける事。
すなわち自分を信頼して行く事は、
人生に責任をとっている姿だと思うのです。
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