自分を大切にするとは? #32
こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
私はカウンセリングをしているときに、
「ご自分を大切にしましょうね」
とアドバイスすることがあります。
そうすると返ってくる返事が、
「大切に?どうやったらいいのかわかりません。」とか
「大切にするって、意味がよくわかりません。」
という返事がかえってきます。
「自分を大切にする」ということを
普段から意識する人は少ないでしょうし、
どんな意味で言っているのか、
どんなイメージなのかもわからない人が
多いですよね。
もしあったとしても、
個々の価値観で
ずいぶん変わってくるのかもしれません。
たしかに抽象的なアドバイスかもしれません。
私がなぜ「自分を大切にしてください」
と言っているのかといえば、
その人本来の姿ではなく、
無理矢理、
自分の理想像や、
こうしなければならないという観念から、
何か違う自分を見せようとしていると感じたからなのです。
この無理矢理違う自分を見せようとすると、
たくさんのねじれが出てきます。
結果、犠牲的になるので、
「自分を大切にしていない」ことになってしまいます。
私が心理学を学ぶきっかけは、
まさにこのことが理由でした。
学ぶ以前の私は、
自分に自信がなく、
いつも違う自分になろうとしていました。
もっというと、
私には価値がないから
何とかしないといけないと思ってました。
これが動機で、
会社では
なんとか役に立ちたいと思い、
寝る間も惜しんで仕事し続け、
体調が悪くても平気な顔していました。
しかも休日出勤までして休みはありませんでした。
(そういう時代でもありました。。)
そして、私にしかできない「特別な」仕事体制を築き、
私という価値を社内で
築き上げていったのです。
これって一見、努力して人に役立つ努力をして、
凄いこと素晴らしいことの様にもみえますが、
心理学的に見ると大変危険なことにも見えます。
先ほども書きましたが、
無理矢理価値のある自分を作り出している=犠牲をしている→自分を大切にしていない
ということになるのです。
つまりやることもしてるし、
努力も
時間も
エネルギーを
使って頑張っているのですが、
動機が間違っているのです。
そして私の場合も
当然の如く、うまくいかなくなりました。
体調は崩すし、
その時のパートナーとも
社内の人とも
人間関係がうまくいかなくなり、
たくさんの問題しかない状態になったのです。
では、自分を大切にするとはどういうことなのでしょうか?
長くなったので、続きは次回にしようと思います。
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