補償行為 #81

こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
ビジョン心理学の中で
よく使われる
「補償行為」という
言葉について
書いてみたいと思います。
「補償」とは
広辞苑によると、
「損害や出費を金銭などで補い、償うこと。」
とあります。
ビジョン心理学では
「自分が悪い事をしたから、
その罪を償う行為として、
様々な事をしてしまうこと」
と定義されています。
どんなことかというと、
心の奥底では、私はわがままと思っているから、頼まれたことは断らない。
心の奥底では、私は他人の言うことを聞けない人と思っているから、怒りたいけど怒っちゃいけない。
心の奥底では、私は優しくない人だと思っているから脅迫的に人のために働く
心の奥底では、私は教えられてもうまくできない人と思っているから、必死でハードワークする。
この様なことをしているのです。

これだけだと
もしかしたら
何が悪いの?
って思う人もいるかもしれませんね。
この特徴としては、
他の人にとっては
良いことに見えて
そのことで褒められても
自分にはもやもや、違和感があり
認めることはできずに、
満足感も達成感もない
ということです。
私がよくやっていたのは
自分がどんなに嫌でも
怒っていても、
にこやかに落ち着いた態度で
振る舞う事をしていました。
それは
いつも親に反抗して、親を悲しませていたので、
心の奥底では自分は冷たい人だと思っていた様です。

そして、周りの人は
私のことを
何があっても落ち着いて対処できる
優しいにこやかな人
としてみてくれました。
そして褒めてもくれました。
しかし私は
褒められても
嬉しくないのです。
評価されるたびになんだか
自分を責めて
落ち込んでしまう感じになります。
これは典型的な
補償行為のパターンです。
私のしていた対応や態度は
罪の償いなので、
やって当たり前だと思っているからです。
動機がいつも
「自分が悪い」という事だと
少しも満たされることはありません。
やっていること自体は素晴らしいのですが、
やっている動機がそうさせてしまいます。
なんだか、虚しいですよね。

しかし、私は思うのです。
補償行為は誰もがやってしまう
ものなので、悪いことではないのですが
苦しいのであれば
直していけばいいのです。
そのためには
それに至る動機の理由について
洞察してみたり
自分の感情に正直になってみると
いいのかもしれません。
そして、補償行為で
いやっている行為自体は
もともと自分に備わった
能力や才能があるから、
できるという点に
注目したらいいと思うのです。
できないことは
補償行為でやろうとしても
できないと思うのです。
補償行為に気づくことで、
自分の才能を見つける
きっかけにもなるのです。

ただ、補償行為を自分で見つけるのは
少し難しい時もあります。
花咲ライフの
セミナーやカウンセリングで
お手伝いもできますよ。
一緒にあなたの才能を
見つけていきませんか?

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