「当たり前」は当たり前ではない #49
こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
先日、カウンセリングを
定期的にしているクライアントさんが、
パートナーとのすれ違いについて
悩んでいました。
それは休暇の過ごし方のこと
だったのですが、
私もパートナーとそんなことあったなぁ
と思い出しました。
私の最初の結婚は、
親の反対を押し切ってまでした結婚でした。どんなことがあって
私と彼は乗り越えられるし、
気が合うので共通点ばかり
だと思ってました。
しかし、新居での初日の朝のことです。
目が覚めて、
私は朝の清々しさを感じようと
いつも通りに窓のカーテンを開けたら、
「眩しい!しめてくれ!」
と彼は言うじゃないですか。
"えー、朝イチカーテンは開けないんだ"
とちょっと面白くないというか、
この人と私は違うんだと
実感してしまいました。
その後も、
しょうもないことなのですが、
目玉焼きを食べる時は
醤油派なのかソース派なのか
で意見が分かれたり、
お金の使い方の違いなど、
私の中の当たり前が
彼には当たり前ではないことを
痛感したことを思い出しました。
ただの価値観や考え方の違い
なんだと思うのですが、
それがケンカや問題に発展していきます。
私もあの時は
親や先生からおそわらなかったの?
そんなこともわからないの?
など、
相手を批判し、
私が正しいという様に思って、
2人の関係が崩れていきました。
当たり前って思っていることは、
私にとっては当たり前ですが、
他人の当たり前と同じとは限らない
いろんな体験をしてから、
そんな風に思える様になると
気が楽になりました。
心理的にいうと、
正しさがありそれにこだわりすぎると
人を批判して、争うことになる。
ということなのです。
これは
ビジョン心理学でいう
心の成長モデルで言っている
依存→自立→相互依存
なかで、
自立の時は
自分のやり方やきまりを
沢山作っていくのですが、
相互依存で
みんなと共に生きる為には
他の人のやり方や決まりも
受け入れていくことが
必要になっていきます。
その第一歩は
夫婦や恋人の中や職場の人など、
距離感の近い人から始まります。
私は最初の結婚では、
こんなことがきっかけで、
いろんなことが複雑になり、
離婚になってしまいましたが、
今は、新しい夫と
私の当たり前も彼の当たり前を
お互いに大切にできるようになっています。
もちろん、えっ!ってなることもありますけどね。(笑)
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