男性性・女性性 〜その1〜 #15
こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
今回は男性性と女性性について書いていきます。 男性性・女性性と言われてもピンとこない方も多いかと思います。心のことを学んでいく上で大変重要なことだと私は思っていますので、今回ブログで書こうと思いました。
男性性・女性性とは、性別とは別に、心理的・精神的な部分における「男らしさ」や「女らしさ」のことです。
男らしさ、女らしさと言えば、なんとなく皆さんもイメージできるのかなと思います。
しかし、長い歴史の中で、男性性、女性性は時代背景や国の状態などにより、イメージは違っています。例えば、勇敢に戦う兵士・戦士が男性性の象徴という時代もあれば、女性を大事にするジェントルマンが象徴という時代もあります。日本でも戦前と戦後では違うし、昭和の高度成長期と平成・令和でもずいぶん変わってきたと思います。
あらためて男性性・女性性とはどういうものなのでしょうか?
【男性性、男らしさとは】
•物事を論理的に説明する
•決断する力を持っている
•実現に向けて積極的な行動力
•誇り高く、責任感が高い
•懸命に与える
•周りへの影響力がある
などがあります。
男性性が強い人だと、
買い物をする時だと、効率良く買うために計画的に時間を計算して、買うものを決めて、そして何故買うのかまで自分で説明できるような買い物をします。
仕事だと、指示命令がはっきりしていて、システムを作り、どんな逆境に立たされても責任を持って、実現に向けての行動を素早く実践します。
また、旅行に関しては、一緒に行く相手がどのぐらい楽しんでくれるかを思って計画します。それで相手が喜ばないと機嫌が悪くなるのです。
【女性性、女らしさとは】
•良し悪しに関係なく全てを受け取る力
•分かち合える
•人や物事を育み慈しむ
•何事にも柔軟性があり、共感能力がある
•忍耐強く、優しさがある
•表現力があり、美しさを大事にする
などがあります。
女性性が高い人だと、
買い物はゆっくり色々見て回ってから欲しいものを見つけていきくような、決まったものを買うことが目的というより、見て回ることや時間を過ごすことを楽しむような買い物をします。また一緒にいった人がいれば、一緒に買い物を楽しむことができます。なので時間がたくさん必要になりますね。
仕事だと、分かち合いやみんなで理解し合うことを大切にし、チームとして成長していけるように時間をかけて育みながら、仕事していきます。実現することも大切だけれどプロセスを重視し、柔軟に対応できる。結果ばかり求められる様だとと批判が出てきます。
また、旅行だと、みんなで楽しみたいので、どこに行っても、みんなで楽しむことを探しすことを大事にする旅行をします。そこに楽しめない人がいると落ち込むこともありますね。
これは、どちらも一人の人間の中に存在しており、男性、女性関係なく持ち合わせている性質です。
どちらが優れているということではありません。男性性と女性性はどんな人であっても尊重すべき素晴らしい特質ですが、ひとつだけいうと、男性性と女性性は、バランス良く備わっていることが良いと言われています。
特に現代社会は男性性が強すぎると言われています。問題の多くは男性性が強いことで起こっているのです。女性が家庭で人生を過ごすのではなく、社会進出、つまり男性同様に外で働くようになったこの社会が理由の一つだと思います。
私も大手の会社に勤務していて、そこで求められてくるのは決断力や行動力、そして、結果でした。それはどんどん男性性を私の中に強化していくことであり、バランスが悪くなることなのです。
しかし、バランス?と言われてもわかる様でわかるない様な感じですよね。
知識をつけたところでそれだけではバランスが取れるということでもないのです。
これは、ビジョン心理学のテーマの一つでもあります。体験を伴いながら少し時間をかけながらバランスを取る必要があるかもしれません。
私のセミナーやカウンセリングでも扱っていきたいと思いますし、またブログでもお話ししたいと思います。
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