期待の正体 #05
こんにちは、松岡千里です。
花咲ライフやビジョン心理学で使われる、言葉や考え方について、書いていきたいと思います。
今回は「 期待」について
私は小さい頃から母に期待をかけられていました。 社会的にちゃんと挨拶ができるよくできる子供になり、 中学受験をして、親の希望の学校へ行きました。 期待通りにできるととても褒められました。 そのことがとても嬉しかったのを覚えています。しかし、高校卒業時にはこんなに親の期待に応えてきたのだから、私の思うような進路に進みたいと思っていたが、それは親の期待とは違っていて大反対され、結局親の期待に応える形の進路に進みました。 その時二度と期待に応えないぞと密かに決めていたみたいで、、その後は親の期待をことごとく裏切ることをしてきました。 その中でも大きな出来事は、大反対された人との結婚を押し切り、 そしてDVなどがあり離婚をしたことです。 この時は、親の言う通りの結婚をしなかった(ある意味期待を裏切ってしまった)罪悪感で私は苦しんだり、 離婚をして、さらに親の期待を裏切ろうとする私がいたり、たくさんの期待に振り回されることとなりました。 さらに驚いたのは、弟はあまり母から期待されていなかったと思っていたらしく、母に対して、姉の私にかけたお金(教育費や洋服代など)を自分にも欲しいと言い出し、浪人するという形で請求したのだそうです。期待をかけられても、かけられなくても「期待」に振り回されていたようです。
「期待」とは ”あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること”と言う意味です。 一般的には期待という言葉にネガティブなイメージはないのですが、ビジョン心理学では、ストレスの基になると捉えています。期待に応え、お互いが喜びあえる時もありますが、多くの場合は期待に応えるために無理をするか、期待に応えられなくなり、苦しくなるのです。 「期待」には「がっかりする」「がっかりさせる」ついてくるものなのです。
期待に関連する言葉を見ていくと
「期待される」と嬉しいと感じる反面、重圧と感じる時もあるし
「期待されない」と残念だと思う反面、楽だとも思えるように、
表裏一体の言葉だということがわかります。
期待をどのように扱っていけばいいのかは、またの機会に書きたいと思います。
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